特徴
幼猫時は、ミミダニに感染していることがあるので、ビデオオトスコープによる検査が必要。耳道入口だけの検査では、鼓膜上をはうミミダニを見逃してしまうこともある(Movie)。
鼓膜周辺に毛(体毛)が落下して炎症をおこす。毛が鼓膜の周囲の溝に隠れて違和感を示すことがある(Movie)。とくに老猫では、不快感のため夜間に鳴くことがある。また神経症状を示す場合もある(Movie)。
猫の鼓膜
◆鼓膜周辺に毛が付着している
◆鼓膜があっても中耳炎のことがある
鼓膜損傷はないが、鼓室には炎症産物がある。つまり中耳炎
症例1 ミミダニの寄生 + 鼓膜外側面凹部(直立)
耳道内には分泌物が多量に詰まっていた
症例2 鼓膜上にミミダニ
鼓膜上にミミダニが潜んでいることがある
(鼓膜の上をはうミミダニ。耳道入口にはミミダニは確認されなかった。VOで精査が必要な症例)