耳治療革命
そのために、日々ビデオオトスコープ療法(耳内視鏡による耳治療、VO療法)を行っています。
ビデオオトスコープ(耳内視鏡、ビデオ耳鏡、VO)は、もともと中耳炎の治療の評価や鼓膜切開のときに鼓膜周辺を大きく拡大して見る、いわば検査の機械です。
当院では、ビデオオトスコープを治療に応用し、ビデオオトスコープ療法として確立しました(2006年から実施)。
ビデオオトスコープ療法により、多くの外耳炎が治癒しています。再発が激減しています。鼓膜損傷が治癒し再生する症例もあります。外科処置が必要なくなった症例もあります。
一度悪化した耳炎は再発を繰り返します。いつのまにか外耳炎から中耳炎、そして内耳炎まで進行して眼球振盪や斜頸をおこすこともあります。悪化しないうちにビデオオトスコープによる検診や治療をおススメします。
すべての犬種、そして猫も耳炎になります。
とくに多いのがフレンチ・ブルドッグやパグなどの短頭種。耳道内に毛がたくさんあるプードルやシー・ズー、食物アレルギーがあるミニチュア・ダックスフンドなどです。
立耳は耳炎とは無関係と思われがちですが、柴犬は硬い毛が鼓膜に刺さって中耳炎をおこしているケースがあります。
アトピー・アレルギー体質の犬や猫は耳の治療が大切です。
ビデオオトスコープ療法(VO療法)は熟練が必要です
鼓膜はとても繊細なのでビデオオトスコープ療法時には、麻酔が必要です。
麻酔薬はさまざまあり、動物それぞれにあった安全な薬を使う必要があります。
当院は事前に体調を精査するので安心して麻酔処置が受けられます。
<実績>
2006年~2021年12月 (16年目に突入)
犬:延べ12,500頭(約25,000耳)
猫:延べ1,500頭(約3,000耳)
耳炎には外耳炎・中耳炎・内耳炎があります
◆外耳炎
外耳道や鼓膜外側面に炎症がある状態
◆中耳炎
中耳に炎症が波及
(多くは外耳炎が重篤化し鼓膜穿孔がある)
◆内耳炎
内耳に炎症が波及
(多くは眼振・斜頸などの神経症状を伴う)
当院は2006年からビデオオトスコープ療法(VO療法)を実施
① ビデオオトスコープ療法により当院の外耳炎の治癒率は飛躍的に向上しました。
② 中耳炎の診断が確実にできるようになり、軽度の場合は、鼓膜の損傷を治し鼓膜再生も期待できます。
外耳炎⇒中耳炎⇒内耳炎へと進行します。悪化する前『ビデオオトスコープ療法』で元気に過ごしましょう!!
外耳炎は鼓膜の病気◆外耳炎は耳道と鼓膜の治療が必要。 ビデオオトスコープ(耳内視鏡、VO)で治療し快適な生活を送りましょう!! |